コラーゲン

美容成分

コラーゲンとは?

コラーゲンはタンパク質の1種で、私たちの体内に存在する成分です。コラーゲンは私たちの体全体のあらゆる部分に存在しています。人間の体を作っているタンパク質のうち、約30%がコラーゲンとされています。そのうちの40%が皮膚に存在しています。皮膚に存在するコラーゲンは、表皮の下にある真皮層に存在し、肌の弾力やハリを支えています。コラーゲンは、真皮層の中にある「線維芽細胞」から生まれ、網目状に広がって、クッションのような弾力性を発揮します。

放っておくと減って行く

加齢による減少

体内のコラーゲンの量は加齢とともに減少し、25歳ごろをピークとして40歳では約1/2、60歳で約1/3になってしまうと言われています。肌の弾力性が失われ、みずみずしさが失われ、肌がたるんで来たり、目元や口元のシワが気になり出したり、肌のハリ不足の悩みが増えるのは、皮膚の真皮に存在してコラーゲンをつくり出す「線維芽細胞」が加齢とともに元気が無くなり、古くなったコラーゲンが分解されずに硬くなり、新陳代謝によって生み出される新しいコラーゲンの量が激減してしまうからです。

紫外線による減少

皮膚は紫外線を受けると多くの分解酵素をつくり出します。これらの分解酵素はコラーゲンも分解してしまうため、皮膚の中のコラーゲンも影響を受けてしまいます。一時的に浴びた紫外線であれば、自然に元通りに皮膚は修復されますが、毎日強い紫外線を浴びていると日々コラーゲンが分解されて減って行きます。顔の皮膚は日常的に紫外線を浴びているため、30代ぐらいから皮膚の中のコラーゲンは常にダメージを受けて減少して行く状態となり、これを放置しておくと、シワやたるみの原因となってしまいます。

コラーゲンの効果

肌のうるおいキープ(ハリと弾力向上)

コラーゲンは、化粧品としては肌のうるおいを保つための保湿成分として働きます。年齢が気になる肌に対して、肌にハリや弾力を与え、みずみずしさをキープするため、とても重要な効果が期待されると言われています。コラーゲンは、分子量(サイズ)が大きく、肌への浸透が難しいとされていますが、それにより肌の表面にとどまって、抱え込んだ水分をキープしてくれるという働きが期待されます。

肌のターンオーバーの正常化(シミ・ソバカス改善)

メラニンは有害な紫外線を吸収して体を守ってくれる物質ですが、シミ・ソバカスは紫外線やその他のストレスによってメラニン色素が異常に多くつくられるために起こります。メラニン色素は基底層にある色素細胞でつくられます。強い紫外線に当たると、皮膚はたくさんのメラニン色素をつくり、肌は黒くなります。若くて、健康な肌であれば、ターンオーバーによってだんだんと上に押し上げられて、正常な細胞であれば1ヵ月もすれば、最後はアカとなって総てはがれ落ちます。しかし、年齢が進むとメラニン合成のコントロールが利かなくなり、メラニン色素が必要以上に作られるとともに、ターンオーバーの周期が乱れて皮膚表面に居座りつづけるために発生します。これは、コラーゲンの状態を整えることで、ある程度は避けることができます。

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