ヒアルロン酸

美容成分

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸は私たちの体内にも存在し、非常に優れた保水力により、水分をたっぷり含んでクッションのような働きをしています。1gあたり6リットルもの水分が保持できると言われており、塗る(化粧品)、飲む(サプリ)、打つ(注射)と活用の幅が広い成分です。

残念ながら、このヒアルロン酸は年齢を経るごとに体内での生成が衰えて減少して行きます。

赤ちゃんの頃が一番多くヒアルロン酸を体内に持ち、30代からだんだん少なくなって来ます。20歳の肌のヒアルロン酸量を100%とすると、40歳には50%に、50〜60歳になると、何と20%にまで減少してしまうそうです。体内のヒアルロン酸が減るとハリや弾力が低下することが判っています。

当初、ヒアルロン酸は鶏のトサカから製造されていたため、非常に効果で高級化粧品にしか使われていなかったのですが、乳酸菌などを使って大量製造する発行法が広く用いられるようになりました。現在では、天然のものは貴重で高価なため、一般的な化粧品には発酵法で作られたものが多く使われています。

ヒアルロン酸の種類

基本タイプ

いわゆるヒアルロン酸です。グリセリンとの併用が効果的ですが、ベトつきが出てしまう
こともあります。(ヒアルロン酸Naなど)

高保湿タイプ

少しだけ油とのなじみやすさを付加することにより、水を取り込む力を高めています。
(アセチル化ヒアルロン酸Na、カルボキシメチルヒアルロン酸[スーパーヒアルロン酸]など)

吸着タイプ

イオンの力で肌に吸着し、洗っても流れにくくしています。
(ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウムなど)

修復タイプ

油との馴染みやすさを付加し、バリア機能を高ています。
(加水分解ヒアルロン酸アルキルグリセリルなど)

浸透タイプ

サイズを小さくして、角層の奥深くまで浸透するようにしています。
(加水分解ヒアルロン酸など)

ヒアルロン酸の作用

肌につけると角層にとどまり、たくさんの水分とを抱え込んで膨れます。

ヒアルロン酸の効果

肌の乾燥を防ぎ、ハリを回復し、シワ・たるみなどの予防が期待されます。日常的にヒアルロン酸を外から補給ができれば、肌は潤いのある活き活きとした状態を持続することが可能になります。

ヒアルロン酸を含む製品

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