フラーレン

美容成分

フラーレンとは?

フラーレンとは、炭素(カーボン)のみで作られた同素体(クラスター)のことです。 炭素のみで作られた炭素同素体はダイヤモンドとグラファイトだけであるとされてきましたが、1985年にハロルド・クロトー氏らによってフラーレンが発見され、大きな話題となりました。 彼らはこの発見によって、1996年にノーベル賞を取得しています。このフラーレンの作用は、美容に非常に有効であることが判り、美容業界でも注目されています。

活性酸素と老化の関係

「活性酸素」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部は、通常の状態よりも活性化された活性酸素となります。この活性酸素は、強力な酸化力を持ち、肌だけではなく、臓器や血管など、体全体の老化にも大きく関わっていると言われる物質です。活性酸素から身を守るため、私たちの体には抗酸化力が備わっていますが、20歳をピークに加齢とともに徐々に衰えて行きます。つまり、私たちの体は歳を重ねると活性酸素が発生しやすい体になって行きます。

この体内の活性酸素は、肌のトラブルと密接に関わっています。例えば、シミの原因は紫外線と言われていますが、体の中では紫外線を浴びることによって、強力な活性酸素が発生し、それがシミの根本原因となります。他にも、シワ・たるみ・毛穴の開き、ニキビなど、活性酸素はさまざまな肌トラブルの根本原因になっています。

フラーレンの作用

強力な抗酸化力

フラーレンの最大の魅力は、強力な抗酸化力です。活性酸素を取り除いてくれる成分としてはビタミンCがポピュラーですが、フラーレンの抗酸化力をビタミンCと比較すると、約170倍もあります。フラーレンは、この強力な抗酸化力により、老化を引き起こす活性酸素を強力に取り除き、無害化する力があります。

作用の持続力

ビタミンC以外にも、既存の抗酸化成分としては、コエンザイムQ10、ビタミンE、フラボノイド、ポリフェノール、カロチノイドなどがありますが、これらの抗酸化成分は、自分自身が肌細胞の代わりに酸化することにより活性酸素を食い止めます。よって、体内で別のものに変化してしまうため、既存の抗酸化成分は、塗布した後に長持ちしないという問題点を抱えていました。一方で、フラーレンは、酸化して自分自身の形は変えることはなく、自ら活性酸素を吸着したり分解することで除去します。よって、 フラーレンは、塗布後も肌に長い時間滞在することができ、除去作用を持続することができます。フラーレンの抗酸化作用は10時間程度持続するとされているので、一度塗布すると、半日は持続することになります。

フラーレンの効果

以下の効果は、フラーレンの強力な抗酸化力と独特の抗酸化方式による作用持続力によるものです。

シミ・そばかすの改善予防

シミが出来る原因は、紫外線などにより体内でメラニン色素が発生するからです。このメラニン色素は、チロシナーゼという体内酵素が働くために生まれます。 従来の美白成分は、このチロシナーゼの働きを阻止する形でメラニン色素の発生を抑制しますが、チロシナーゼの発生には活性酸素が大きな影響を与えています。よって、フラーレンを使って活性酸素を除去すれば、メラニン色素の原因であるチロシナーゼそのものの発生を抑制することができます。 これにより、シミや日焼けによる肌の黒ずみや色素沈着などにフラーレンは効果を発揮します。

シワの改善予防

加齢によってできるシワの原因は、紫外線や乾燥肌と言われています。紫外線を浴びたり、肌が乾燥すると肌に活性酸素が発生し、皮膚を支えているコラーゲンの分解酵素を活性化させるため、コラーゲンの分解が促進されてしまいます。これにより皮膚を支えが弱くなり、皮膚がたるんで、シワと言う形になって表れてしまいます。フラーレンは活性酸素の活動を強力に抑制するため、皮膚のハリを維持してシワの形成を抑制します。

毛穴の引き締め

紫外線等による活性酸素の発生は、皮脂の過剰分泌・皮脂の酸化を引き起こし、酸化した脂質などが毛穴に詰まって角栓が生じると黒ずみとなり、毛穴を目立たせてしまいます。フラーレンで根本原因である活性酸素の発生を抑制すれば、紫外線刺激等による毛穴の広がりやたるみを引き締める結果が期待できます。

ニキビ・吹き出物の改善

ニキビや吹き出物は、紫外線等のストレスにより活性酸素が増えることで起こる肌の皮脂の過剰分泌やアクネ菌の増殖などの要因が重なって引き起こされます。過剰に分泌された皮脂や老廃物が毛穴に詰まり、過酸化脂質と言う肌を刺激する物質になると、炎症が起きてニキビの発生原因となります。フラーレンによって活性酸素を除去すれば、脂質の酸化やニキビの炎症悪化を防ぐことが出来ます。

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