セラミド

美容成分

セラミドとは

もともと人が持つ成分

セラミドは角層というわずか0.02ミリの肌表面の最前線で、油分を保つ角層細胞間脂質に含まれており、その約50%をセラミドが占めています。角層の中では、何層もの角層細胞が重なっており、その角層細胞どうしの隙間を満たして、水分をつなぎとめて乾燥から守っています。セラミドは、肌の奥から生まれて来ます。年齢を感じさせない潤った肌、それとは逆に小ジワやかさつきなどのダメージが目立つ肌。両者の違いには、角層のセラミドの量が大きく関係しています。
セラミドは、美肌の条件であるツヤ・ハリとの関連が強く、シワを防ぎ目立たなくしたり、肌のターンオーバーを正常化します。

セラミドの2つの機能

セラミドは、大きく分けると2つの重要な機能を持っています。

角層内部の水分をつなぎとめる「保湿機能」

セラミドは、角質細胞の隙間を埋めて、水分を蓄えることでうるおいを維持し、乾燥から肌を守ってくれます。それにより、キメの細かい肌になったり、肌の透明感をキープできたりします。セラミドを失うと角層の水分は80%低下すると言われているぐらいです。セラミドが角質の水分を保持できるのは、水分と皮脂の両方とつなぐ性質に関係しており、セラミドが肌の角質内の「水分の層」と「細胞間脂質の層」の間に入って、一方向に整列する「ラメラ構造」を造り上げることにより、水分が蒸発を防ぎ、常にうるおいの肌をキープできます。

水分蒸散を防いで外部刺激から守る「バリア機能」

肌には、乾燥などの肌荒れを引き起こす外部刺激から肌を守るための「バリア機能」働きが備わっています。実は「セラミド」は、このバリア機能をきちんと働かせるための主役となっている成分で、肌の水分や油分を保ち、皮膜を作ることで細菌の進入も防ぎます。
また、摩擦や紫外線などの外部刺激から肌を守るバリア機能も備わっており、セラミドが細胞と細胞の間の隙間をなくすことで水分の蒸発を防ぎ、外部刺激が肌の奥に侵入するのを防いでくれています。角質細胞間にセラミドが満ちた肌は、外部の刺激から肌を守るバリア機能が正常に働き、紫外線や摩擦、乾燥といった外部の刺激から肌を守ってくれ、肌トラブルが起きにくい肌を保ちます。

不足すると、どうなる?

キメが整ったうるおいのある肌に欠かせないセラミドですが、セラミドはストレスや加齢や紫外線とともに減ってしまうと言われています。一般的にうるおいが減少する傾向にある40代以降では注意が必要です。セラミドが不足すると水分を保持できず、外部の刺激を受けて、乾燥や肌荒れ、カサつき、小じわやシミの原因になります。

セラミドの減少原因

加齢

セラミドは、加齢とともに減少していきます。加齢を防ぐことはできないため、セラミドはどうしても減少するものだと覚えておきましょう。しかし、早めに対処することで、セラミドをできるだけ減少させないことが大切です。

ターンオーバーの乱れ

セラミドは、ターンオーバーによって生成されるため、ターンオーバーの乱れはセラミドの減少を招きます。ターンオーバーが乱れる原因は、睡眠不足、食生活の乱れや運動不足など、毎日の生活習慣やライフスタイルと関連する場合が多いです。

洗顔のしすぎ

洗顔をしすぎると、肌の汚れと一緒にセラミドまで流れてしまいます。汚れをしっかり落とそうとして、ゴシゴシ洗っている方は逆効果になるため要注意です。

セラミドの種類

動物性の天然セラミド

馬などの哺乳類由来のセラミドで、動物の脳や脊柱から抽出します。皮膚への浸透性がよく、高い保湿効果が期待できる。以前は牛から抽出していたが、狂牛病を発端に馬からの抽出が主流になっています。
表示名:ビオセラミド、セレブロシドなど

酵母から作られるヒト型セラミド(バイオセラミド)

酵母でヒトのセラミドに似せて作られたもので、ヒトが持つセラミドに似た構造を持ち、保湿効果や浸透力に優れ、肌なじみがよく保湿力が高いセラミドで、水と油の両方になじむ性質を持っています。
表示名:セラミド2、セラミド3など

植物由来の植物性セラミド

こんにゃく芋や米ぬか、麦、大豆、ほうれん草などから抽出します。ヒトの体内のセラミドとは一部構造が異なるため、天然・ヒト型に比べればやや浸透力は下がるが保湿力はありますが、その食品アレルギーを持つ場合は、化粧品でもアレルギーを起こす可能性があるため、注意が必要です。
表示名:米ヌカスフィンゴ糖脂質、ユズ果実エキスなど

石油系の合成セラミド(擬似セラミド)

セラミドに類似した物質を化学的に合成したセラミドで、石油から精製します。成類似セラミドとも呼ばれ、安価だが天然・ヒト型に比べて効果は劣ります。体質的に合わない場合もあるため、使用の際はパッチテストがおすすめです。
表示名:ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど

保湿力ナンバーワンはヒト型セラミドでアンチエイジングに向いていると言われています。

セラミドの効果

お肌に十分な量のセラミドがある状態だと、キメが整って、奥から潤いに満ちたふっくらとしたお肌になります。 そのため乾燥しにくく、バリア機能もしっかり働いた状態になります。 さらにはお肌がふっくらすることで、毛穴が目立ちにくくなる効果もあります。

セラミドを含む製品

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